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高橋尚子のマラソン

 今日は、高橋尚子が、名古屋女子マラソンに北京オリンピックの切符をかけて走るというので、テレビにクギ付けになって、レースを見ていた。母と一緒に。
 なんで、こんなに、高橋尚子を応援したくなるのか。勝ち負けのはっきりする、スポーツそのものが大嫌いな私のはずなのに。昨日から、ドキドキしていた。なんとか、彼女に勝たしてあげてくださいと、神さん祈っている私がいた。
 何年か前の東京国際女子マラソンで、負けた、レースも見ていた。また、その負けを取り返し、優勝した、東京国際女子マラソンも見た。そして、そのあと、3位に終わってしまった、東京国際マラソンみていた。
 負けを取り戻した時の東京国際女子マラソンは、本当に嬉かったし、高橋尚子といっしょに泣いていた。
 気がついたら、彼女のファンになっていた。彼女のマラソン人生と、自分の何かをかさねあわしていた。しんどくて受け止めがたい厳しい人生の現実を乗り越え、自分の気持ちにまっすぐ向き合い、夢を背負って走る高橋尚子を気がついたら、心から応援していた。それは、私も彼女のように生きてみたいという自分自身への応援を意味することでもあった。私も、自分の夢に勇気を出して、なりふりかまわず邁進していきたい。まさに、彼女の夢は、多くの人の夢でもあったのだ。
 高橋尚子は、みんなに優勝する事を、期待され、果たせなかった。
 とても、残念だった。なんとか、彼女に優勝してもらいたかったが、もう、無理だとわかった時、せめて、彼女が競技場のトラックに戻ってくるまで見届けたかった。が、それを見届ける事無く、時間切れで、番組は終わってしまった。
 優勝はできなかったが、できないからといって、途中で棄権する事無く最後まで走った、高橋尚子のスポーツマンシップに、多くの観衆がまた、感動し、大きな声援を送ったのだろうなあと思う。
 泣きたい気分だけど、なによりも、一番泣きたいしんどかったのは、高橋尚子だったろう。だいぶ、遅れたけど、途中で、投げ出さないで、最後まで走ってくれて、それだけでも、大きな、勇気を人に与えたのではないかと思う。
 私は、高橋尚子には、もっと走ってもらいたい。
 優勝にこだわらなくてもいいんじゃないかと思う。
 優勝しなくても、多くの人の思いを背負って、彼女が走るだけで、それだけで、私は充分、感動するし、多くの人々を感動させるオーラが彼女にはあるように思う。
 Qちゃんって、マラソン選手なのに、人々に大きな感動を与える不思議な力をもっった人だと思う。他の選手なら、何とも思わないが、私にとって、彼女は特別だ。
 柔ちゃんの田村亮子とか、大嫌いだが、高橋尚子は、負けても好きだ。

by swingmasa | 2008-03-10 01:24 | 感想