講演録「私とカウンセリング」(4) Femi-Palニュースより

<カウンセリングで生活を建て直す> 

カウンセリングですが、最初先生は、何にもしてないんだから、できる限りカウンセリングを受けに来てくださいと言わりました。日米カウンセリングセンターは、当時ニューヨーク市から補助を受けていて、私みたいに、お金を持っていない、生活がアップアップしている人は、カウンセリング料金を払わなくてもよかったんです。それで、料金は払わなくていいから、たくさん来てくださいと、先生が言わはったんですね。それで最初は、ほんまに暇で何にもしてなかったし、一人でおったら、ネガティブ思考で悪い方にばっかり考えるから、二日にいっぺんぐらい先生のとこに通っていました。

先生のとこに通って、話していく中で、とにかく今の生活を建て直そうという目標を得ることができました。それまでは、ただただ不安になるだけで、落ちて行くだけで、生活を建て直そうなんていうことすら思いつきもしませんでした。そのときの自分は迷子になった子どもみたいな状態でした。親を見つけられないで泣いている子どもみたいな感じだったんですが、先生と話すことで、このままではだめだと思うようになりました。まだそんなに落ち着けてはいなかったけれども、まず生活を建て直そうと思いました。
で、何から始めるかなんですけど、収入がなかったら生活もできないということで、まず仕事を探そうということになりました。非常にプラクティカルなんですが、まずは仕事を探す。だけどどないして探したらええか分からへん。そう言ったら、先生がニューヨーク便利帳とかいうのを持ってきはりました。

ニューヨークの日本食レストランの一覧表が載っている、ニューヨークの便利帳があるんですけど、それを持ってきて、この日本食レストランの1軒ずつに面接に行ってみようといわれました。それで面接を受けに行ったんです。それまでは何にもしてなかったんですけれども、就職活動を始めました。
最初は断られてばっかりでした。ネガティブ思考があるから、相手に取ってもらえるような受け答えができなくて何日間かは、断られるために行ってるみたいでした。カウンセリングに行ったときにその話をしたら,「どういう面談してはりますか」と先生に聞かれました。それから「僕やったらどういう風にするか」みたいなんをロールプレイしてくれはったんです。         

私が面接する側になって、先生が面接を受ける側になってのロールプレイでした。それを見て、あまりの自分のネガティブな返答の仕方にハタと気がつきました。それで先生が言うてはるみたいな言い方、相手のノーを引き出さないような答え方をするようにしました。たとえば、ちゃんと10分前には入るようにしますとか、土日は休みたいけれどそれ以外の日は、全面的に営業に協力できますみたいなことをはっきり言うようにしました。

普通のお店、商売してはるとこは、土日っていうのは搔き入れ時なので、土日あかんと言 う人は雇ってもらえないんです。だけど、私には自分はjazz修行に来たんだというのがあ りましたので、土日はどうしても休みたかった。土日にはいいパフォーマンス、コンサー トやライブがあるので、それを見逃したら何のためにニューヨーク来たのか分かれへんと いうので、土日休んでもオッケーなとこを探していたんです。
それで、それ以外の事は、全部そちらの条件に合わせますみたいなことを面接で言っていったら、先生とロールプレイをしてから行った面接の3軒目で引っかかりました。日本のカラオケバーみたいなとこで、土日以外の平日は毎日出勤できるということで雇ってもらうことができました。

それまではカウンセリングはただでやっていただいていたんですが、とにかく一番最初の給料をもらってからカウンセリング料を決めましょうということになりました。向こうは週給なんですよ、1か月じゃなくて、週給でもらえるんです。
その一番最初の週給をもらえた時から、カウンセリング料金を払うようになりました。最初3ドルか5ドルかそんなでした。あの当時は、1ドルが120円か130円だったので、600円前後というか、それぐらいだったんですね。そこから仕事もするので、2,3日に1回のカウンセリングが1週間に1回のペースになりました。そのペースでとにかくずーっと続けました。

        (明日は<恋愛依存症からの脱却>)
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by swingmasa | 2011-07-07 20:43