講演録「私とカウンセリング」(7) FemiーPalニュースから

<私は決めた>

向こうの大学は奨学金の申請ができるんです。自分は奨学金をもらうに値する人間なんだって言うのを英語で書いて申請するんです。ちゃんとした理由があれば必ずもらえます。私は最初は500ドルぐらいもらって、毎年申請したらどんどん増えて行って、最終的には4千ドルもらっていました。
申請すればするほど、手紙を書けば書くほど金額が増えていく。卒業してから、自分がもらったように寄付してくれというのは来ますけれど、別にしなくてもいい。返すことが義務付けられてはいないんです。とっても大きいと思います。
私は申請するときに、日本人の女性で、サキソフォーンをやっているのは珍しいから、あなたの大学が私を育てる価値があるんだみたいなことを書きました。マイノリティに援助すべきだと。あなたの大学で育った日本人のサキソフォンプレイヤーの第一号になるだろうとか、女性のサキソフォーンプレイヤーの第一号になるだろうとか、コンドウ先生と考えて書きました。

ネガティブなエネルギーの方向を変えることができたら、それだけすごいことが実現できると思います。その方向を変えるのは自分の力だけでは難しいですね。他人からアドバイスをもらったり、他人とコミュニケーションする中で自分を認識して、行動を変えていくことが必要なんだけど、その作業は一人ではできないと思います。自分でできる人もいるかもしれないけど、そんなに、みんな強い人ばかりではないと思いますし、自分で変えれるんやったらもうみんな変えてるでしょう。持って生まれた自分の資質のようなものはそんなに簡単に変えられないと思います。
マンツーマンのカウンセリングで、自分のうちにあるものを全部出して、組み立てなおさないと変えられない。全部出さへんかったら、あとで組み立てもできへんし、毒みたいなものが残ってしまう。それではやっぱり変えられないと思います。

カウンセリングのペースは、1週間にいっぺんぐらいが一番いいと思います。1カ月も開いてしまったら、また元の自分に戻ってしまいます。1週間に1回でも同じ失敗とか同じ心の癖とかを繰り返しますが、1週間に1回のカウンセリングを続けていたら、その癖が出てきた時に、前にも同じ事言うてたなあと気づくことができます。そしてそれを繰り返し、繰り返し、打ち消していく。そうやって軌道修正をしていくのを何年間か続けないと、なかなか変わらないと思います。私一人だったら、絶対そんな風にはなれてないと思います。皆さんも1週間に1回、3年から5年、カウンセリングを受けられたら、きっとその効果を実感できることと思います。

最後に詩を朗読して終わりたいと思います。セルフエスティームをうまく語った詩です。

この詩は、向こうのファシリテーターを呼んでセルフエスティームのワークショップをやったときにその人が英語で読んだ詩がもとになっています。
その詩は、どこから来ているのか、その詩をいろんな人の前で言ってもいいかと聞いたら、どんどん言ってくれと言われました。その詩は結婚式の牧師が言う言葉の主語を、私に置き換えて作ったものだから、自分が作った詩でもないのだと。
それで、その人が読んだ詩を意訳して、カウンセリングで得たようなこと、できなかった私を責めないとか、失敗した私を許してやるとかを付け加え、ミュージシャンなので、心の声に耳を傾けながら自分のリズムとテンポでという表現を付け加えてまとめたものです。
タイトルは「私は決めた」です。

私は決めた。
あるがままの私を受け入れると。
なぜなら私は私という人の
 始まりから終わりまで付き合う、唯一の人だから。
私は決めた。
できなかった私を責めない。
私は決めた、失敗した私を許してやると。
私は決めた。
常にあるがままの私で、 それで十分なんだと、自分に認めてやると。
私は決めた。
私を愛し、尊敬し、大切にすると。
私は決めた。
私のベストフレンドに、私がなってやるのだと。
私は決めた。
残された私の人生を共に過ごしたいと 思えるような、私になるのだと。
私は決めた。
私の心の声に耳を傾けながら、 私のリズムとテンポで歩いていくのだと。
私は決めた。
あるがままの私を愛すると。

どうもありがとうございました。
      (テープ起こし担当:YOUKO)
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by swingmasa | 2011-07-13 09:52